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Author:Satochan
Atelier Satochanではナチュラルカントリーをテーマにした手作り作品を紹介しています。
楽しんで頂けたらうれしいです。

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Satochanの日記

大好きなハンドメイドを楽しんでいます。

2011.10
23
(Sun)
お花のところまでたどりついたうさぎさんは心からほっとしました。
お花はうなだれていたけど大丈夫だったんです。

でも、冷たい雨にうたれたせいでしょう。
その晩からうさぎさんは熱を出して寝込んでしまいました。

うさぎさんの熱はなかなか下がりませんでした。
雨も長く降り続けました。



何日かたち熱が下がったうさぎさんはフラフラとよろめきながらお花のところに向かいました。

雨が続いたせいでしょう。元気だった草花は倒れてしおれかけています。
「お花さん、元気でいて。」
うさぎさんは心の中でさけびました。

お花さんは大丈夫。きっと大丈夫。そう思いながらうさぎさんはお花のもとに向かいました。


なのに…
なんということでしょう。

うさぎさんの大切なお花も折れて枯れてしまっていたんです。

うさぎさんはたくさん涙をながしました。

もしかしたらお花がまだ咲いているかもしれないと何度も木の下に行っては
首をうなだれて帰ってきました。お花がそこに無いことが夢であってほしいと
何度も思いました。
そしてそのうち、お花の咲いていた場所にも行かなくなってしまいました。



何カ月もすぎた月の綺麗な夜でした。
コンコン…
夜中にまたドアをノックする音がしました。

「もしかして…」
うさぎさんはそっと扉を開けました。

そこには小さなリスさんが立っていました。
「こんばんは、うさぎさん。」

リスさんはお花を植えたそばに生えている木の中に住んでいました。

「ぼく、お花の世話をしているうさぎさんをずっと見てました。
また、木の下に来てみてください。」

そう言ってにっこりほほ笑むと、リスさんは帰っていきました。



次の日、うさぎさんが木の下に行ってみると…

あの月の色のお花がたくさん、たくさん咲いていました。
お花は種を飛ばしてたくさんの命を増やしていたんです。

お花の上にはちょうちょがひらひらととんでいます。
いろいろな虫たちも遊びに来ていました。

「ぼく…、夢を見てるみたい。」
うさぎさんはつぶやきました。



木の上からリスさんが声をかけました。
「うさぎさん、見て見て!ぼくの大切にしているこの木にも赤ちゃんがいるんだよ。」
リスさんの指さすほうを見ると、木のそばの地面から新しい小さい木が顔を出していました。

「ここが素敵な森になるといいねぇ。一緒に育てましょう、うさぎさん。」

リスさんの言葉に、うさぎさんは胸がいっぱいになって、何度も「ありがとう、リスさん。」と、言いながらうなずきました。

りすさんとうさぎさんの心の中は春のお日様に照らされているようにぽかぽかとあたたかでした。



やがて、木は赤く可愛い実をつけて、小鳥さん達が遊びに来ました。
小鳥さん達は新しい種を落としていってくれました。

虫達はお花が種を作るお手伝いをしたり、落ち葉を食べてフカフカな土を作ってくれました。

小さい命はつながってどんどん新しい命が増えていきました。



うさぎさんの心の中はずっとぽかぽかとあたたかでした。

「ありがとう、ぼくの大切な宝物。」
うさぎさんはたくさんの命をながめながら、ぎゅっと抱きしめるしぐさをしながら言いました。


月の色のお花達が風にゆれてまた「フフフ」と、微笑んでいる様に見えました。


             おしまい




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…なーんてお話を作ってみました(笑)。
先日、息子が家庭科の授業の中の絵本を作る宿題をしていて(息子はかなり苦戦してアルファベットの絵本を作ってました)、なんて楽しそうな授業!!うらやましくなって私もお話つくっちゃいました。写真撮影用のパネルを作った残りの細長いベニヤがあったのでカットしてウッドバーニングで絵を描いたら線が細くて見えにくかったり…。油性ペンで描いたほうがよかったかな。でも、完成して満足しました。
明日からまた作品作りがんばりまーす。

最後まで読んで下さった皆様ありがとうございました。

2011.10
22
(Sat)
風の強くふく草原にひとりぼっちの小さいうさぎさんが住んでいました。

うさぎさんは月をながめるのが好きでした。
風の吹く草原で、いつまでも月をながめていました。



その日も月の綺麗な夜でした。
コンコン…うさぎさんは、お家の扉をノックする音で目を覚ましました。

そして、お家のドアの前で小さな種を拾いました。



うさぎさんはてのひらにのせた小さな種を指の先でトントンと、ノックしてみました。
種は月の光に照らされながら「フフフ」って笑ったように見えました。
うさぎさんはなんだかとっても嬉しくなって、ベッドのそばにハンカチを置いて
種をそっとのせて眠りました。



次の日、朝早くからうさぎさんは種といっしょにお出かけしました。
朝露にぬれた葉っぱ達がキラキラ綺麗です。
「キミはどんなふうに輝くのかしら?」

うさぎさんは草原に生えている1本の木の下に小さな種を植えてあげる事にしました。
その木が小さな虫や草花のために木の葉を落としてフカフカのベッドを作ってあげていることを知っていたからです。




うさぎさんは毎日種に会いに行きました。
種が可愛いふた葉を出した時は嬉しくて嬉しくて、まわりをくるくると跳ねてまわりました。

うさぎさんには風に揺れているふた葉が、また「フフフ」って笑ったみたいに、見えました。



やがてふた葉は成長し、それはそれは可愛いお花を咲かせました。
お月さま色のそのお花はウサぎさんが今まで見た事のない美しいお花でした。
「君はお月さまから来たの?」
お花はお返事するようにキラキラとゆれました。

うさぎさんはいつもお花と一緒でした。
暑い日はせっせとお花のところまでお水を運びました。

お花は茎を伸ばし葉を広げ、どんどん新しい花を咲かせました。
「本当に、君はお月さまみたいに綺麗だね」
お花は朝露をのせてやさしくキラキラと輝いていました。




夏の日のことでした。
重苦しい黒い雲がゆっくりと青空を覆い隠していきました。

黒い雲はうさぎさんの草原にたくさんの雨を降らせました。
雨がおそろしい音で窓をたたき、風はガタガタと扉を揺らしました。

うさぎさんはお花のことが心配になって外に飛び出しました。

大粒の雨はうさぎさんの小さな体をたたくように降りました。
体はしんまで冷えてわなわなと震えました。
でも、うさぎさんの心の中はお花のことでいっぱいでした。



           <後編へ続く>




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